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スティーブ・ジョブズ スペシャル

Steve Jobs Special ジョブズと11人の証言

NHKスペシャルの番組制作のため、ジョブズ本人と、ジョブズに近かった人11名にしたインタビューで構成された本です。
スティーブ・ジョブズ本も随分たくさん読んできましたが、どの本でも語られている、「情熱」という言葉が一番好きです。
さて、本書で私が注目した部分は、ジョブズが傲慢で、あたりかまわず怒鳴り散らし、部下をこき下ろすという話しは、有名ですが、その理由についての話です。
一つは、ビル・フェルナンデス(アップル創世期のエンジニア)によると、「こんなものはくそだ!」と平気で相手を傷つけることを言いますが、彼としては、相手を傷つけたり打ちのめしたいと思ってそうしたことを言っているわけではないのです。「これでは不満足だ」「これは我々が望んでいたものではない」「これでは我々が目標とするところに到達していない」「「まだ改善の余地がある。もっと頑張って欲しい」巷で伝えられている侮辱的なコメントの中には、こうしたすべての意味が含まれています。でも彼は、相手を傷つける方法でしか表現できなかったのです。
続いて、リッチ・ペイジ(アップルフェローに選ばれた最初の4人の一人、ジョブズとともにネクストコンピュターへ)によると、ジョブズは都合のいい事を言われるのが大嫌いな人間です。気軽に話せる雰囲気を作ってしまうと、相手が落ち着いて対応し、都合のいい事を言いやすくなると気が付いたからです。反対に攻撃的に対応し、相手が受身になるような環境を作ると、人はアドレナリンが流れている状態になり、本音を語りやすくなります。つまり、冷静に対応して、相手にとって都合のいい答えを返したり出来なくなるわけです。
そしてウォルター・アイザックソン(公式伝記の著者)日本企業を訪問した際も、見学先の会社の製品を同じ会社の重役の前で、「あまりよくない」と言ったり、もっと厳しい言葉を使って批判したりする事もありました。これは自らの情熱を駆り立てるための彼独自のやり方でした。と同時に「私は権力に服従するような人間でではない」と表明する手段でもあったのです。
3人3様の解釈ですが、すべては、情熱を持って最高の製品をつくるためともいえます。
最後に、スティーブ・ウォズニアック(アップルの共同創業者)「ジョブズにとって何よりも大切だったのは人間なんです。それがスティーブ・ジョブズのすべてなんです」人間臭くて不器用な天才、スティーブ・ジョブズを言い表す端的な言葉だと思いました。
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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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2012/11/02 (金) 16:37:19 | | #[ 編集 ]
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