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五感で学べ

五感で学べ (Orange page books)

サブタイトルとして、「ある農業学校の過酷で濃密な365日」とあります。ある農業学校とは、タキイ種苗株式会社タキイ研究農場附属園芸専門学校のことです。ここに著者が体験入学しながら、ここに学ぶ生徒、教える社員(場員)にインタビューし、まとめられた本です。
18歳~24歳の男子限定の全寮制で、入学費・授業料・寮費・食費などは、すべて無料。出身地も学歴も、個性もバラバラな若者たちが、1年(本科生)もしくは2年(専攻生)農業の技術のみならず、集団生活を通して将来農家を経営していくための人間関係を学んでいます。
生徒を畑で育つ植物、場員を農家の人にたとえ、畑を介してお互いに、育て、育ち、教え、教わる関係だといいます。著者は始めに、畑が人を育てているのではないかという仮説を立てますが、ここで体験した事と社会園芸学という学問(植物と人間、園芸と人間、園芸と教育などの関係を研究する)があることを知り、やはり畑は人を育てるのだと確信します。

実習は、過酷です。普通の農家なら大抵機械でする作業も、人力で行います。機械が壊れたとき何も出来ないでは困るから、基本を学ぶといいますが、真夏の畝ずくりは過酷さが、読んでいて痛いほど伝わります。
おどろいた事に、そんな時、誰からともなく「元気出していくぞー」「おうぃ」「声出していくぞー」「おうぃ」と掛け声をかけながら(運動部の掛け声と同じ)、作業を進めるそうです。この掛け声というのは、不思議なもので、傍から見てるかぎりでは、声を出している間にもっと集中しようとか、声を出す分、余計に疲れてしまうのではないかと思いますが、いざ声を出してみると、集中し、辛いことを吹き飛ばしてくれるのです。少年野球チームで学び、中学、高校、大学と声だしを実践してきましたが、社会人になり20数年たち、自分の若かりし情熱のすっかり忘れていた感覚を思い出させてくれました。辛い時・厳しいとき・そうだ声を出せばよかったんだと。

「最近の若者は」というのは、いつの時代にもあることですが、ここまで真剣に人生に向き合える若者たちのの話しを聞き、うらやましく思いました。せっかく思い出させてもらった自分の情熱を忘れてはいけない。
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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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