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自滅する選択

自滅する選択―先延ばしで後悔しないための新しい経済学

「自滅する選択」それは、自分で選んでいるのに自分の利益に反してしまう矛盾した行動のことを言います。たとえば、肥満の問題、健康でスマートでありたいと思いながら、好きなものを好きなだけ食べてしまう人。健康によくないかつ無駄にお金を消費してしまうことがわかっていながら、一時の安らぎを求めてタバコを吸う人、仕事の先延ばし、ギャンブル、多重債務どれも長期的な視点から見ると自分の利益になりません。
ではどうして、人はそのような行動をとってしまうのでしょうか。それは、時間割引率という概念が当てはまります。選択する人が、将来よりも現在にどの程度ウエイトを置いているかということです。将来に重きを置く人は、1年後のりんご2個に重きを置きますが、現在に重きを置く人は今日のりんご1個に大きな満足を得ます。前者を忍耐強い人、後者をせっかちな人と言い換える事も出来ます。健康か不健康か問われれば健康を選択する人が、今日の快楽と5年後の健康かと問われたとき、今日の快楽を選択してしまうというのと同じです。
さらに時間割引の中で、近い将来のことが、遠い将来将来のことに適用される時間割引よりも大きくなることを双曲割引が大きいといいます。より現在を重視する行動をとってしまうのです。
では、どうやって「自滅する選択」を回避すればよいのでしょうか。まず自分の双曲性を認知して自制心を持つこと、しかしいくら自制心を持っても、長期の利益(たとえば健康)という抽象的でぼんやりしたものを得るために目の前に大きく見えている利益(たとえばご馳走)を我慢する事は、大変難しいことです。そこで、その辛い作業を助ける3つの方法があります。
1つは、意志力や認知力を使わず長期的な選択が確保できるようにする事です。肥満の問題であれば、ダイエットクラブに入会する事や定期的に健康診断を受ける事、貯蓄の問題であれば、解約手数料が高い積み立て預金をすることです。外的な強制を伴う拘束手段を利用する事です。
2つ目は、計画期間を短く刻んで行動計画を立てることです。
3つ目は、認知判断によって選択できる状況を作ることです。本能や衝動性は生存にかかわる機能なので、それにスイッチが入ってしまうと理性的な判断が難しくなってしまいます。

こうすれば、よい(特に私は喫煙者のため喫煙の問題を解決するための答えを探しながら読みました)という決定的な答えは見出せませんでした。何よりも相手が人の心という千差万別のものですから、こうすれば、すべて解決というわけには行かないのが当然でしょう。自滅する選択はどういうメカニズムでされるのか、自分の双曲割引を考え自制をするという考え方が得られましたので。
これからの選択に幅が出来たような気になりました。
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