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ダントツ経営

ダントツ経営―コマツが目指す「日本国籍グローバル企業」

コマツ(株式会社小松製作所)会長坂根正弘氏の著作です。
坂根氏が社長に就任してから、現在に至るまでの、コマツの取組みが書かれています。
コマツの世界戦略のうち、一番重要視しているという中国での取組み、二度の世界的経済危機(アメリカ発のITバブル崩壊に続く9・11事件後の景気後退、リーマンショック以降の景気後退)を乗り越えるための取組みを中心に書かれています。
中でも、ダントツ製品(他社の追随を許さない商品)として、全ての製品に搭載されている「コムトラックス」といって、製品の稼動状況がわかるシステムがあるということに驚きました。GPSを搭載しており、どこで、どのくらいの時間稼動しているかが、わかるそうです。どの地域でどのくらいの台数が稼動し、どのくらいの稼働時間が延びているかを知ることで、販売戦略に役立てているそうです。また、現在使用しているユーザーに対しても、たとえばアイドリング時間が長すぎるから、こまめにエンジンを切るようにすれば、燃料が節約できるなどアドバイスができ、既存のユーザーとも信頼関係を結ぶのに役立っているそうです。ローンを滞納し度重なる勧告にも従わないユーザーに対しては、エンジンをかからなく出来たりもしてしまうことが出来るそうです。市場の「見える化」に成功する事により、コマツの強みが、際立ちます。
経営方針で特に感心したところは、2点あります。
痛みを伴う改革を実行するのが、リーダーの役目
組織にどっかりと覆いかぶさり、活力を損ねる「固定費」にメスを入れるべきです。固定費の改革は痛みを伴うものですが、そこから逃げずに、関係者を説得しながら改革を実行するのが、リーダーの役目だと思います。
強みを磨き、代を重ねるごとに強くなる
オーナー会社でない、コマツであるため、社長の引継ぎとしてのメモを、発展させ「コマツウェィ」という冊子にまとめ、代々の社長・取締役会・管理職・一般社員に向けて、行動規範を示しました。中でも、強みを磨くというのが、坂根氏の経営上、一番大切に考えている言葉だそうです。

売り上げ減を理由に、何の改革もないまま、社長が変わるたび縮小傾向に陥ってしまっている会社に務める私は、どう、坂根氏の考えを伝え、どう、現状を打破していくかが課題です。
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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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