遠距離通勤のお供「読書案内」
ビジネス書を巡る2時間20分の冒険
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
東京「スリバチ」地形散歩

凹凸を楽しむ 東京「スリバチ」地形散歩

東京は坂道の多い街です。特に本書でも述べられていますが、「ブラタモリ」の功績により、より多くの人が、東京の坂道に魅せられるようになりました。
本書では坂道だけにとどまらず、凹んだ地形・そこから生まれる景観について書かれています。
そもそも、東京の坂には、2種類の区分けが出来ます。ひとつは武蔵野台地の突端部(いわゆる山の手と下町の境)と武蔵野台地の中で河川に浸食された谷です。特に本書では、後者にスポットを当て旧河川跡とともにくぼ地を考察します。
また、東京の街は、江戸の町の継承だと位置付け、江戸時代は高い所に大名屋敷・武家屋敷など、ランドマーク的な建物で占められ、低い土地には、町屋や商店が軒を連ねていたのに対し、現代でも高いところには大学・病院・大型集合住宅などランドマーク的な建物が立ち並び、谷底には一般住宅や商店街が分布しています。
本書のタイトルにもなっていますが、「スリバチ」というのは、通常丸いお椀型を思い浮かべます。また武蔵野台地では、井戸を掘る際の水脈が深く、江戸時代の技術では、水脈までとどくことが困難であったため、まずスリバチ状に掘り進んだあと井戸を掘っていたことが思い浮かびます。ここでは、単に凹地のことを指しますが、1・2・3と等級付けされています。両端を高い土地に挟まれた単純な谷を3級スリバチ、三方を高い土地に囲まれた谷のどん詰まりを2級スリバチ、通常ではあまりありえませんが、四方を高い土地に囲まれた谷を1級スリバチと呼ぶところが面白いと思いました。1級スリバチは、2級スリバチのさらに本来谷が続いている場所が、道路や鉄道高架により埋め立てられ、四方が囲まれた珍しい地形です。本書を読む前は、こんな地形の存在には気付きませんでした。


スポンサーサイト
コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
copyright © 2017 遠距離通勤のお供「読書案内」 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。