遠距離通勤のお供「読書案内」
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日本の穴紀行

ニッポンの穴紀行 近代史を彩る光と影

数年前からの、廃墟ブームにとどまらず、鉱山跡・廃文化施設・沖縄の戦跡・廃線のトンネル・吉見百穴・関西電力黒四ダム施設・国会図書館蔵書庫・日韓トンネルなど12箇所の穴(地下施設)を取材した本です。
北海道から、沖縄まで幅広い範囲で、打ち捨てられたもの・現役のもの、幅広い用途の穴が紹介されています。
打ち捨てられたものの中では、北海道の廃線トンネル・長崎県の軍艦島など、築造時の苦労や繁栄時の賑わいに思いをはせます。
現役を閉じたばかりの滋賀県文化センターでは、数件残る商店主の未来を案じます。ちなみに表紙写真は、この文化センターと向かえにある滋賀県庁とを結ぶ地下通路です。
現役施設では、関西電力黒四ダム施設、一般観光ルート(立山黒部アルペンルート)でない、黒部渓谷鉄道の終点欅平から、黒部第四ダムまで、関西電力主催の見学ツアーで巡ります。トンネル掘削の苦労を書いた小説高熱隧道の現場や、紅白歌合戦で中島みゆきが歌った場所が出てきます。
不思議な穴として、佐賀県にある日韓トンネルがあります。数十年前から、着工している割には、数百メートルの試験抗があるだけという、実態が定かでないものです。佐賀県と韓国プサンを結ぶ、数百キロに及ぶ壮大な海底トンネルの計画に驚きました。
私の家からそう遠くないところにある吉見百穴ですが、中には入った事はありませんでした。ここには3つの施設が並んでいるそうです。1つは、重要文化財にもなっている「吉見百穴」古代の墳墓です。2つ目は戦時中急造された、「地下飛行機工場」です。3つ目は明治の頃から3代に渡って掘り続けられた「岩窟ホテル」ホテルではなく、岩窟掘ってる(がんくつほってる)がなまってホテルと呼ばれるようになったようです。そもそもどうして穴を掘ったのかという疑問がわきますが、天然の冷蔵庫を作るのが目的だったと言う事です。なお、「地下飛行機工場」と「岩窟ホテル」は崩壊の危険性があるので立ち入れないそうです。近くに3つの年代も用途も違う穴が揃っている不思議なエリア、大変興味深く思い、近々訪れてみたいと思いました。


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