遠距離通勤のお供「読書案内」
ビジネス書を巡る2時間20分の冒険
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
アップル 驚異のエクスペリエンス

アップル 驚異のエクスペリエンス ―顧客を大ファンに変える「アップルストア」の法則

アップルストアはなぜ成功したのでしょうか。
エクスペリエンス(体験)をテーマに書かれています。
アップルストアでは、店員が物を売ろうとしない。
来店した人と言い関係を作ろう、人々の暮らしをよくしようとしている。
人々はコンピューターをが買いたいわけじゃない、コンピューターで何が出来るか知りたいんだ。そう、顧客は箱を手にして店を出たいと考えているわけではなく、自分の夢を実現してくれるツールを手に店を出たいと考えている。このスティーブ・ジョブズの考えを元に、「人々の暮らしをを豊かにする」をビジョンに設立され、運営されています。

アップルストアの採用基準は、人間的魅力だそうです。コンピューターの知識は採用後の教育で身に付けることが出来るが、人間的魅力は教育では補いきれないからだ。
信じるものがあり、そのためには戦うことをもいとはない気概が必要だと言います。このような勇気のある人は、わからないことは、ほかの人に聞く勇気も持ち合わせており、結果、チームの一員になれると言います。

アップルストアが、お手本としたのは小売店でなく、フォーシーズンズやリッツカールトンなど一流ホテルでした。顧客の素晴らしい体験を提供しているのは、どこかと調査した結果です。
またアップルストアの店員には、ノルマや売上目標がなく、報酬も歩合制でないため、顧客の来店時の体験に注力できると言うわけです。満足いく接客を受けた顧客は、自ら宣伝マンになり、アップルストアの宣伝をしてくれるようになるのです。アップルストアの成功の理由として、製品のよさだけがクローズアップされる事がありますが、こういった、店舗での体験が、また来たい・知り合いに話したいと思うようになったからです。

このような体験を作り出すために、アップルストアの従業員は5つのスッテップを実行しているそうです。
A Approach 顧客一人一人をあたたかいあいさつで出迎える
P Probe    顧客のニーズをていねいに聞き出して理解する
P Present  顧客に解決策を提示する
L Listen   課題や懸念などをしっかり聞いて解決する
E End      あたたかい別れのあいさつと、次回の来店を促す言葉で別れる

私自身 アップルストアには行ったことはありませんが、日本でも同じなのかなと言う疑問。そして日本の店舗でも同じだとしたら、これはすごいことだ、私は今まで買い物で、ここまでの満足を得た(片鱗も)ことはないからです。
スポンサーサイト

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

Think Simple

Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学

シンプルであることは、
複雑である事よりも難しい。
物事をシンプルにするためには、
懸命に努力して思考を明瞭にしなくてはならないからだ。
だが、それだけの価値はある。
なぜなら、ひとたびそこに到達できれば、
山をも動かせるからだ。
ースティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズと彼のNEXT時代から合計12年間一緒に働いていた、広告代理店のクリエイティブ・ディレクターの方が著者です。これまでのスティーブ・ジョブズの本には書かれていない方ですが、ジョブズがアップルに復活してすぐに取り組んだ「ThinkDifferent」キャンペーン作製に参画し、「iMac」を命名した事で、その後のアップルの「i」シリーズを生み出すなど、アップルの復活において重要な役割を果たした人です。
そんな彼が見た、ジョブズの「シンプルの杖」のふりかた、アップルに刻まれたシンプルというDNAを教えてくれます。読者にシンプルな考え方を終始ジョブズのやり方を通しておしえてくれます。シンプルの対照として、複雑なこととしていますが、人や企業は、どうしても複雑の罠に陥りやすい事を教えてくれます。

シンプルはあなたのビジネスに素晴らしい結果をもたらしてくれる。シンプルさは目標ではなく、目標を達成へと導いてくれる光だからだ。アップルは、桁外れに難しいことをしているが、その成功は、シンプルさに対する頑固なまでの忠誠心によるものなのだ。
我々はジョブズにはなれないし、第2のアップルを作ることは出来ません。
しかし、ジョブズのとったシンプルな方法を語ることは、不可解な経営のグルが語る経営手法を語るのとは訳が違い、世界一のビジネスシーンを作ってきたジョブズの手法を語ることは、あなたのビジネスや会社にとって重要な役割を果たすことに違いない。

これまで、ジョブズの本をいろいろ読んで来ましたが、このシンプルという視点に立つと、さらに理解が深まった事でしょう。すべてとは言いませんが、再読の必要性を感じました。

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

スティーブ・ジョブズ スペシャル

Steve Jobs Special ジョブズと11人の証言

NHKスペシャルの番組制作のため、ジョブズ本人と、ジョブズに近かった人11名にしたインタビューで構成された本です。
スティーブ・ジョブズ本も随分たくさん読んできましたが、どの本でも語られている、「情熱」という言葉が一番好きです。
さて、本書で私が注目した部分は、ジョブズが傲慢で、あたりかまわず怒鳴り散らし、部下をこき下ろすという話しは、有名ですが、その理由についての話です。
一つは、ビル・フェルナンデス(アップル創世期のエンジニア)によると、「こんなものはくそだ!」と平気で相手を傷つけることを言いますが、彼としては、相手を傷つけたり打ちのめしたいと思ってそうしたことを言っているわけではないのです。「これでは不満足だ」「これは我々が望んでいたものではない」「これでは我々が目標とするところに到達していない」「「まだ改善の余地がある。もっと頑張って欲しい」巷で伝えられている侮辱的なコメントの中には、こうしたすべての意味が含まれています。でも彼は、相手を傷つける方法でしか表現できなかったのです。
続いて、リッチ・ペイジ(アップルフェローに選ばれた最初の4人の一人、ジョブズとともにネクストコンピュターへ)によると、ジョブズは都合のいい事を言われるのが大嫌いな人間です。気軽に話せる雰囲気を作ってしまうと、相手が落ち着いて対応し、都合のいい事を言いやすくなると気が付いたからです。反対に攻撃的に対応し、相手が受身になるような環境を作ると、人はアドレナリンが流れている状態になり、本音を語りやすくなります。つまり、冷静に対応して、相手にとって都合のいい答えを返したり出来なくなるわけです。
そしてウォルター・アイザックソン(公式伝記の著者)日本企業を訪問した際も、見学先の会社の製品を同じ会社の重役の前で、「あまりよくない」と言ったり、もっと厳しい言葉を使って批判したりする事もありました。これは自らの情熱を駆り立てるための彼独自のやり方でした。と同時に「私は権力に服従するような人間でではない」と表明する手段でもあったのです。
3人3様の解釈ですが、すべては、情熱を持って最高の製品をつくるためともいえます。
最後に、スティーブ・ウォズニアック(アップルの共同創業者)「ジョブズにとって何よりも大切だったのは人間なんです。それがスティーブ・ジョブズのすべてなんです」人間臭くて不器用な天才、スティーブ・ジョブズを言い表す端的な言葉だと思いました。

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

スティーブ・ジョブズに学ぶ英語プレゼン

スティーブ・ジョブズに学ぶ英語プレゼン―聞き手の心をつかむストーリーと50表現

今のところ、英語でプレゼンなんて、無用な私ですが、英語を学ぶことやプレゼンに対する考え方を教えてくれます。まず、日本人である我々は、英語を間違ったらどうしよう、発音が違ったら、と心配してガチガチになってしまう事がありますが、間違えないに越した事はないという前提ではありますが、細かい事に気を遣うよりも、どう話を展開するか、どういう表現を使えば効果的かを考える事に重点を置いたほうが、伝わるプレゼンにつながるといいます。実際に、ジョブズのプレゼンには文法的に間違っていたり、普通はそうは言わないという表現が使われているそうです。そして、ジョブズの英語表現、プレゼンの構成を学ぶ事によって、素晴らしいプレゼンが出来るようになるといいます。

本書は、まず、伝説のプレゼンといわれた07年のiphone発表時のプレゼン・05年スタンフォード大学卒業式の祝辞の中から、50の英語表現を取り上げ解説し、応用例を示しています。そして上記のプレゼンと講演ほぼ全文を左ページに英語、右ページに日本語という形で紹介しています。
07年のiphone発表時のプレゼンは部分的に取り上げている本は多くありましたが、ほぼ全文を掲載しているのを見たのは、初めてのような気がしますので、楽しめました。(勿論日本語のほうでです)
05年スタンフォード大学卒業式の祝辞は、何度読んでも、感動が得られる素晴らしい人生訓ですので、楽しめました。
最後にスティーブ・ジョブズのプレゼンにはで出来ませんが、通常プレゼンに必要な英語表現が付録という形で紹介されています。

あるブロガーの方の書評の中で、「ここは日本なんだから、スティーブ・ジョブズのまねをしても浮くだけだ」という論調の本があることを知りましたが、派手なパフォーマンス以外は、全体の構成・文章の構成・効果的なスライド・サプライズ等、何よりも相手を納得させるという意味において、十分参考にすべきではないかと思っています。

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

マッキントッシュ伝説




マッキントッシュ伝説

私のブログ「林檎の樹の下で」と同じ著者による、同時期に復刻された本です。
1993年に著者が、パーソナルコンピューター創世記・新世代機種マッキントッシュの開発にかかわった人々に対するインタビューで構成されています。
この本にスティーブ・ジョブズはでてきませんが、著者インタビューしている中で、登場人物の中で何度も、スティーブ・ジョブズのことが頭によぎていることが、見て取れたと言います。
パーソナルコンピューターは、大手企業の開発室でもなく、大学の研究室でもなく、当時アメリカで大きなムーブメントであった、カウンターカルチャー(詳しくはウィキペディアをご覧下さい。既存の、体制的な文化に対抗する文化。ヒッピーに代表されるような髪やひげを伸ばし、変な服を着た人々。ジョブズも典型的なこちらの人で、資金提供を求めに行った先で、「てっきり人間が来るのかと思ったよ」といわれたほど妙ないでたちだったそうです。)の影響を受けた、いわば反逆児たちの手によって、「反体制」というものを原動力に生み出されたことがわかります。ここをビジネスに上手く結びつけたのがスティーブ・ジョブズだったわけです。
最初の登場人物は、スティーブ・ジョブズとともに、アップルを立ち上げた共同創立者のスティーブウォズニアックです。スティーブ・ジョブズも「金のためにやったんじゃない」といいますが、少なくとも「人々の生活を変える」というコンセプトの元、ビジネスを成功させようとしましたが、ウッズはより徹底的に自分の好きな事・情熱を持って(エンジニアとして)アップルに関わっていました。そこが、その後の人生の違いを生んだのだと思いました。けっしてジョブズがすごくて、ウッズが不幸というわけではありません。

マッキントッシュは何がすごかったのでしょうか、今のパーソナルコンピューターでは、当たり前になっていますが、その基本形がマッキントッシュで始めて実現されたのです。マウス・アイコン・デスクトップ・マルチホントなど、それまでは、ベーシック言語でプログラムを作るコンピューターから、コマンドを打ち込むことによってコンピューターに作業をさせることに代わり、これを機に、全ての人が使えるコンピューターに変貌しました。そして、創造者たちの夢、全ての家庭へ、全てのオフィスのデスクの上にということも、もうすぐです。という時代でした。

テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

copyright © 2017 遠距離通勤のお供「読書案内」 all rights reserved.
Powered by FC2ブログ.
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。