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こんな社長がいてくれたら!社長あるある

こんな社長がいてくれたら! 社長あるある リーダー98人の意外な共通点

1000社以上の会社を取材された、ジャーナリストの方による著書です。
当然、多くの社長にもインタビューされています。その中から、社長にはある共通点があると気づきます。
「なぜ、こうした共通点があるのだろう。それを突き止めれば、経営とは何か、企業とは何か、組織とは何かが見えてくるのではないだろうか。つまるところ社長たちの共通点は、起業し、もしくは社内で認められ、組織を引っ張るにあたっての資質であろうからだ。」こんな観点から、本書をまとめ上げられました。

数々の数珠玉の言葉が出てきましたが、一番いいなと思ったのは、「スピードの重要性」を知っているという項目で、「人の2倍働く」というところでした。
多くの社長の言葉の中で、人の2倍働くというのは出てきます。ある方は、入社してすぐに、優秀な同期を見て頭では勝てないなと痛感し、人の2倍お客さまに会い、人の2倍営業すれば成績も伸びるだろうと考えました。どうすればうまくいくか、失敗するか人の2倍のペースで分かってくるしある程度の成果も出るから自信もつく。最初から上手に効率よくやろうとするのが一番いけない。働く喜びもやって初めて見つかるのです。
また、別の社長はこう言います。目の前に5つの選択肢があったとします。その中には正解と不正解があるとします。必ず正解を引く方法があるのです。それは、すべてを人の5倍で試してみるんです。

また、分析の精度は7割でいいというのも、スピード重視の政策です。7割まではスムーズに作れますが、残りの3割を積み上げることに、時間や労力がかかってしまいます。それならば、精度は7割のままで、次に打つ手を考えて素早く対応したほうが正解だということになります。
仕事のポリシーを「走りながら考える」としている方もいます。はやりすたりの速い業界では、半年、1年と悩んでいては話になりません。「悩むリスク」のほうが大きいのです。
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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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