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シリコン・ヴァレー物語

シリコン・ヴァレー物語―受けつがれる起業家精神 (中公新書)

この地はサンフランシスコから南に車で1時間ほどいったところにあります。
ヒューレット・パッカード、インテル、アップル、オラクル、サン・マイクロシステムズなどアメリカのみならず世界を制覇した企業がここから育っていきます。
そもそも、シリコンとは元素記号Siで表され、日本語では珪素とも呼ばれています。コンピューターの心臓部となる半導体チップがこのシリコンから作られています。ハイテク産業が集まるこの地をシリコンバレーと呼ぶようになったそうです。
1950年代位までは、果樹園が広がり、田園風景が広がっていました。サンフランシスコへ通う人のベットタウンとなっていました。そこに、スタンフォード大学が設立されてから、シリコンバレーの歴史は始まります。

上記の各企業の創世期から発展していく様が書かれています。産業史として、一つの分野(パーソナルコンピュター)の起こりがわかります。他の産業と違うところは、それまでIBMという大企業が独占していたコンピューターを、普通の人(大企業でないという意味)が、コンピューターは必ず個人の物になるという夢を持って、情熱を注ぎ、パソコンという新しい分野を創設した事にあります。
時代背景的に反体制が広がり、ヒッピーやカウンターカルチャーが時流になる、その中から生まれてきたのです。
また、地域的に、遅れて開発された西部という地理的条件も功を成しました。東部から、西部に行って一山当てようという人が多く企業家精神を持った人が多く集まっており、上の時流とあいまって、新しい産業を生み出したのです。

最期に著者は、日本に対する課題として、シリコンバレーのような地域を日本につくるということでなく、イノベーションが自生する環境を作っていくことである。そのためには、ビジネス環境にとどまらず、日本の社会システムの一つずつを執拗に疑ってかかる必要になる。としています。イノベーションと現状を疑う、最近本の中では見慣れてきましたが、政治も社会もなかなか変わりそうもありません。政治や社会という大きなことは私には手におえませんが、せめて自分の勤める会社だけでも何とかしたいと、もがく自分にこの「ハッカー」という人々の精神はためになりました。
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テーマ:ビジネス・起業・経営に役立つ本 - ジャンル:本・雑誌

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